O氏より夫へ連絡入る。
「今夜、澤津との話し合いで、和解しました。」
良かった。
もっと楽しい祭りが出来るはず。もっと見直しせないかんね。
『そうじゃの。』
あら?私の話に相槌打った。。。
夫は、娘の振り袖姿のスナップ写真を眺め、とっても気を良くしていたからね。
新年早々の娘の言葉。
「母さん、身の丈に合った成人式でいいからね。」
と。
このけなげな言葉を私は夫に伝えた。
すると今春、来年の成人式に間に合うようにと、夫は振り袖をM呉服店にお願いした。
18日(祭り最終日)、娘はその振り袖を喜んで着てくれた。
8時の髪セットから、花束贈呈が終わる16時まで私は娘にずっと付き添っていた。
“瓜二つね”って言ってもらって随分気を良くして・・・
やっぱ、娘は良いわね♪
私の心を弾ませてくれる
娘は幼稚園実習の為に祭りを挟んで2週間、私の手の届く処に居た。
可愛くて可愛くて仕方ないわ。
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日が変わろうとする18日深夜、
息子達の汗臭い地下足袋とドロドロに汚れた白いニッカズボンをゴシゴシ洗った。
念のため法被の袖口と襟元の汚れを落とし、クリーニングに出す準備を済ませた。
座敷に吊るしてある娘の振り袖をしばらく眺め、次の日の出張に備えて静かな眠りについた。