セミの不思議

猫の額ほどの庭の木に セミの抜け殻がくっついていました。


孫は、競い合うように抜け殻を見つけてドンドン袋に入れて
1、2、3、4・・・と、数を数えています。


学校で見つけた抜け殻よりも小さいね
と、言いながら
ワッペンのように胸にくっつけています。

何故小さいのかな?
その殻はアブラゼミだと思うのですが、とっても小さめです。
栄養が足りない幼虫が成虫になったようです。

.

一般に、セミの幼虫は土の中で7年過ごすといわれていますが・・・。
セミが土の中で何年暮らすのか、実際にはよく分からないそうです。
最近の説によると、私が覚えてきた7年よりずっと短くて、1、2年で土の中から出てくるセミもいるといいます。
どうやら、体が小さい種類は期間が短くて、体が大きい種類は期間が長いようです。ツクツクボウシで1〜2年、アブラゼミで3〜4年、クマゼミで4〜5年くらいのようです。
もちろん、同じ種類のセミでも、期間に結構ばらつきがあって、気温や栄養状態などによって決まるようです。
栄養の良い樹液をたっぷり吸える幼虫は早く成虫になりますし、
栄養が悪いと幼虫の期間が長いのでなかなか成虫になれないで土から出てくるのが遅くなるということもあるそうです。



ググった内容を話して聞かせると
首を傾げて意味不明の様子で・・・
食っちゃ寝、食っちゃ寝の極楽生活だと大きくなるんだ!」と話すと
孫は、その点はようやく理解したようです。



セミが幼虫になって何日生きるのか・・・
孫たちは、その点は知りません。まだ疑問に思っていないようです。
セミのような身近な生き物でも、分からないことが結構あるんだよ。


「セミの鳴き声は、夏の風物詩♬」と、話すと
「そうだねー。水遊びが終わる頃、鳴き声が変わるねー♪」と6歳の孫。

おっ!!
まだまだ不思議がイッパイだと気付く日は、
近いかも知れません。

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