野花



夫は、正義感が強く何においてもひたむきで、いつも正論です。



私は、正しいか否かというコトよりも、大切にされているか否かを感じるセンサーが強いのだと思います。
なので、温かみとか大切にされていると感じることができないと寂しくなってしまいます。



夫からすれば、私は間違いだらけです。
正論通りになんぞ動けやしません。
いつもこれでイイのかしらって考えていますよ。



だから



包み隠しているけれど、不安だらけです。
正しい会話と狂いの無い生活よりも 大切にされることを求めているのですから。



フンとも取れるハン!の夫の声に、この上なく寂しい感情に押し潰されそうになりながらも
ハイ!と、生きてきたのです。



間違いだらけの私は、どなたかの正論のもと
ハイ!
と、指示を仰いだり従っていくことが、私の性に合っているのです。



突っ込みどころ満載でしょうけれど
こんな生き方しかできない私です。

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散歩をしていて農道に落ちていた野花を持ち帰りました。
農道の刈り込みで傷んだ花です。
とても可愛く思えます。



お弁当用の一品を作りながら、何度も眺めて和む私です。

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この夕刻、しおれてしまいましたけど…。
花の命は短くて、なんとも儚いわね。

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