
早朝、砥部競技場へ着きました。娘の競技種目まで まだ数時間あるので、その待ち時間砥部動物園へ行きました。
開園したばかりの動物園は、とても静かでした。
‥
ペンギンが小さなドアから並んで出てきました。
「 カウ、カウ。」 と お空を向いて 元気良く一斉に鳴きました。
その鳴き声は、緑の木々を伝わって高い空へ放たれているようでした。
「 カウ カウ。」 と 私もあごをおもいっきり上げて一緒になきました。
「 カウ カウ。」 と ペンギンが言葉を返してくれました。
—-ぼく達、氷の国から来たんだよ。 冷たいお水がだぁ~い好き♪—-
誰もいない?客入りの少ない、朝一番の動物園は、動物の声が良く透ります。
誰に恥らうこともなく、動物達と一緒にお話しをしました。
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サイのカップルは声を掛けることをためらうほどアツアツ♡” です。
お互いの角から鼻、そして、頬まで 何度も優しく交差させて見つめ合っていました。
角はじゃまではないようです。全てを認め合っているのですね。ステキ!
子供達が乳児の頃は、私は、子供達の全身に鼻を摺り寄せ くすぐっていました。
頭部、おでこ、お顔、首、胸、足の裏・・・その全てが大好きでした。石鹸とミルクの匂いを思いだします。
ニコニコ笑う 満足そうな赤ちゃんのお顔が、懐かしいぃわ♪
‥
アフリカゾウのお父さんは、堂々と朝食を摂っていました。食事をするお母さんの後姿は、何とも上品な立ち方をしていました。
小さなしっぽが、何度もプルンプルンと動き 愛嬌たっぷりでした。
像を背景に写真を撮るご家族(若い夫婦と赤ちゃんと老夫婦)を見かけました。
赤ちゃんを抱っこするお母さんと思われる女性は、赤ちゃんのお顔をしきりに気にしているようでした。
赤ちゃんの口元を拭いたり、髪を直したり、始終うつむいて、赤ちゃんの方ばかり見ています。
「 ほらほら、こっち向いて!」 と お母さんに優しく呼びかけカメラを構える旦那様。 何と微笑ましい!
若いご夫婦が、愛しく思えるなんて、今までに無い感情です。
私……歳をとっている証拠かしら?
「 お撮りしましょうか?」 と 尋ね、像を背景にご家族パチリ♪
‥
オランウータンは、茎の長い葉っぱをくわえ、金属の柵に顔を摺り寄せ、物憂げな表情をしていました。
誰かに似ているわ! あー誰だろう? あっ! 思いだしたけど。。。内緒!
動物園を一周し、競技場へ戻りました。
😉
‥
娘の競技が近づくと、私は、娘の姿を追いながら応援に集中しています。
うかうかしていると、アクビをしている間に終わってしまいそうなのですから。
娘が逆走をして、スタートに立った瞬間は、何も聴こえません。 親子して静寂の一瞬です。
爆音と共に走り出した娘を目で追いながら、
「
そりゃ✿ そりゃ✿ そりゃ✿ そりゃ✿ 」
と 私の声は花盛りです。
娘の走る姿は、私の心を励ましてくれます。 ゴールしたばかりの娘の苦しそうな顔は、男前です。
その後、娘はシューズを片手に提げ、トラックの外周を素足で歩き 所定の場所へ戻って行きました。
まずまずの結果のようです。
‥
帰る道々、一人で動物園に行ったこと、開園早々の動物が、母さんに話し掛けてきたこと等を話しました。
「 一人で動物エン~? それも並んで開園を待ってぇー? カメラを構える母さんを見掛けても、絶対他人の振りするけん!」
と 散々バカにされ帰路に着きました。
‥
🤔
「 今日見た生き物の中で、あなたが一番感動したよ….☆”」
家に帰ると、娘は、兄弟姉妹に、私の言動をまだ尚 騒がしく伝え歩き ・・・
「 もぉー参るわ!もぉー! この遺伝子 誰も もらってないよね。」
と 皆、確認しあっていました。
なんじゃ(。◕ˇ_ˇ◕。)
‥
まっいいさ! 子供達には、まだまだ判らないでしょ! 人生わくわくすることドンドンしなくっちゃ♪
子供達のひどい口調や内容も 聞いたその場で流してしまう 私は忘却の名人よ。
そうしないと 平然とは付き合えない! 私は 赤ちゃんに成りきらないとやっていけないわ!
記憶力が未発達な生後6ヶ月までの赤ちゃんは 母乳をくれる唯一の母親でも ケロッと忘れてしまうでしょ!
視界から姿が消えると もう数秒で そんな人が居たことを忘れているものね。
その現金さを見習って 私はちゃんこら 生きているのよ。 (ρ.-)ネムイ
では ( +.+ )( -.- )( _ _ ) … z Z
🤪